国際競争の厳しさ

数日前に、見かけたtweetsより思ったこと。


まず、@kotosakaさんのこのtweet

海外でも活躍出来る若手日本人の育成が重要と言う議論があるが、企業の側から見れば、理想なのは出来れば少しでも日本語話せて、あと高度な英語と現地母国語と現地知識を持つ外国人を雇うべきな気がする。日本市場の知識も高度な日本語も海外市場ではいらないでしょ?日本人である理由はないはず。

そして、@kazuya_iさんの、以下のようなtweet

2年前、就活中の友達が大手メーカー社員から聞いた「5年以内に日本の学生は日本以外のアジア出身の優秀な学生たちとのイス取りゲームになる」って言葉をふと思い出した


個人的に、これからの時代の厳しさを改めて実感したtweetsでした。(企業がさらなる成長を求めていくのであれば当然なのですが。。)


若年貧困層が戦うべき相手は誰なのか?」でid:Chikirinさんが書かれている以下の図を援用すると、

Chikirinさんは縦軸の稀少価値を、安価な労働力に代替されない、と風に定義されていますが、
これから企業が国外のマーケットを成長性の観点から志向していくのであれば、国際的なマーケットの中での真の稀少性が求められることになるので、左上の青いゾーンに入るのは、国際競争を勝ち抜いたほんの少数。。


成長マーケットで、競争相手となるインドや中国、東南アジアの学生はシンガポールのうちの大学にも多くいますが、彼らはそれぞれの母国語、英語(東南アジアの中華系の学生だと+中国語ができる人も多数。)を使いこなし、長期休暇には学校の斡旋で国外でのインターンを経験するなど@kotosakaさんの指摘されている現地母国語、現地知識は余裕でクリア。


さらに、うちの大学で開講している語学クラスの中で最も人気なクラスは、より有用そうなスペイン語を差し置いて、日本語という事実(受講することすら、かなり難しいほど。)を見ると、日本に対する理解のある人材、理解したいという潜在的な人材も多くいるかと。


現状では、日本人にしか許容されないような労働環境の元、守られていますが、遅かれ早かれグローバル化していくのは必至なので、そうなると、いよいよ厳しい。



そこで、具体的に代替されないにどうすればいいか、を考えるときに参考になりそうなのが、「子供の教育を考える〜長男の中学受験に思う」の中で、グロービス代表の堀さんが挙げられていた、「世界で活躍できる人材。且つ日本や世界社会に貢献できる人」になるために必要な資質。具体的には、次の5つ。

(a)生命力、逞しさ、闘う姿勢などの人間としての強さ・バイタリティ
(b)人間的魅力、リーダーシップ能力、やさしさなどの良き人格
(c) 考える力、洞察力、集中力などの、思考力
(d)日本語、英語でのコミュニケーション能力
(e)日本人としてのアイデンティティをしっかり持った人


現状、全く足りていません。。(泣)
頑張っていかなければ><